病気は自分で治す

ここのところ読書は封印していたが、週末寄ったダイエーの書店で平積みされていた「病気は自分で治す」(安保徹著)という文庫本が目に入り、何気なく買う。
ここ数年の健康志向に加え、最近の腰痛もあり、健康本には関心あったが、買ったことはなかった。これがとても面白かった。
読んでから調べて分かったことだが、著者は免疫学をベースにした自然治癒力の伝道師として著名な方であった。人間がもともと持っている病気を治す免疫の力を紹介し、病気にならない、あるいはなっても自分で治す身体と心作りを語っている。
平易な語り口ながら、知的好奇心を満たす最新の免疫学、人生の生き方指南的な洞察、無理せずに前向きに生きろというメッセージにすっかり魅せられてしまった。
文中で紹介されているカリスマコンサルタント船井幸雄氏の言葉も妙に頭に残っている。
「世の中で起こることのすべては必然、必要で、振り返ってみればすべてベストのタイミングで起きている」
勝間和代さんの「目の前で起きていることはすべて正しい」ではないけど、何という現実肯定的な前向きなメッセージだろう。
良い本に出会った。少し落ち着いたら、この著者を追っかけようと思う。