集団の凝集性

昨晩は部長以下で室内飲み会。会社のビル地下の蕎麦屋で焼酎をかなり飲む。しめに蕎麦を食べ、機嫌よく散会するも、まだ飲み足りない感じがして、旧所属に電話入れ、残っていた元部下を誘い、寿司屋で冷酒を飲む。
さすがに今朝は二日酔い気味で、気力、体力とも減退。何とか会議はこなしたものの、本日の生産性はほぼゼロ。
ところで本日習った組織論の中で、「集団の凝集性」という概念あり。要するに集団の団結の度合いのことを言うのだが、我が室は皆で議論する風土、宴会好きでよく飲みに行くことなどを考えると、相当凝集性が高い集団と言える。
その場合、集団の意思決定が高リスクになるか(自集団に対する過剰評価、閉鎖的な発想)、平凡になるか(協調性を重んじて反対意見主張せず)のどちらかの傾向があるという。どうせだったら前者の道を突っ走りたいと思いました。
組織論に関し、昔買って読んだ野中郁次郎先生の「経営管理」を再読。この経営の巨匠の見事な整理で、頭の中がすっきりした感じ。
そして終章のメッセージ、「上に立つ者が無能だったがゆえに、国家が、社会が、組織が、集団が、そして個人が崩壊あるいはだめになっていった例をわれわれは数多くみてきました。そのような責任の重さを認識して、よりよい管理者になるためにできることは、なによりも謙虚で幅広い自己研鑽であると私は思います。」には本当にその通りだと感じました。素晴らしい巨匠ですね。