例外の原則

今週は、日中はトラブル対応、夜はヘビーな飲み会が続き、さすがに金曜日まできてグッタリとなる。
9時近くまで残業してたまっていたメールを処理し、デスクを離れるころには身も心もショボショボ。
今週のトラブルや想定外の業務は以下である。


・社内予算システムへのインプットミスによるお詫び説明、対応策の協議
・突然生産ストップを余儀なくされた案件のフォロー
商流混乱問題対応(出張検討含む)
・大口プロジェクトの技術交渉の準備協議
・予算未達成の説明とリカバリー策
・劣勢商談の挽回戦術策
・原因不明の品質トラブルに対する原因特定協議


これらを室員や関係部署との打合せ、テレビ会議、商社等外部との連携で、処理していく。
考えてみれば、日常業務が問題なく流れていれば、小生はいなくてもよく、こういった非定型業務への対応こそがマネジャーの要諦ではある。
中小企業診断士試験の組織論で、組織構造の設計原理という概念があり、専門化の原則、権限責任一致の原則、統制範囲の原則(スパンオブコントロール)、命令統一性の原則とともに、例外の原則というのがある。
例外の原則とは、「経営者は日常反復的な業務の処理を下位レベルの者に委譲し、例外的な業務の処理に専念すべき」というもので、このなかの例外的な業務とは、戦略的意思決定と非定型的意思決定を指す。
今週はまさに非定型的意思決定に追われ、戦略的意思決定なしということだったね。
週末はじっくりと戦略を考えてみますか。