企画屋家業

ここ数ヶ月取り組んできた案件が、本日正式に承認された。まだ次のプロセスは残っているが、まずはやれやれである。
営業のラインから企画部門のスタッフに移ってほぼ1年半。すっかり社内営業専門となり、寂しさもあるが、企画屋家業の面白みも感じている。
一つの構想、コンセプトを実際の業務の仕組みに落とし込む。社内の関係者と議論し、軌道修正し、資料をうんうん唸りながらまとめ、時には猫だまし的に突っ走り、形にしていく。
そこでは情熱や執念、そしてある種のマキアベリズムがないと前に進んでいかない。
そしてはっきりしているのは、社内の流れ、もっと言えば経営幹部の意向を踏まえた方向にまとめて行かないと、どんな立派なプランでも決して陽の目を浴びないということ。会社や組織というのは、そういうものかもしれぬ。
とにかく何か変えたり、新しく仕組みを作るのは、恐ろしく大変だということを実感している。
上司や同僚、社内関係者、そして環境に恵まれている今だから実行できるのも事実。あまり長くやる仕事ではないなと思いつつ、もう少し仕事の形を作って、少しでもやる気の出る会社にしたいなどと、金曜日の夜に、殊勝にも思うのでありました。