北海道旅行その1

8月3日から9日まで、6泊7日で北海道家族旅行を挙行した。
新千歳空港から南西に車で約1時間半のリゾート地ルスツに5泊、札幌に1泊、旭川市にある有名な旭山動物園にもレンタカーで行ってきた。
ルスツはサミットがあった洞爺湖から北に車で30分程度、サミット時にはプレス関係者の拠点となったところ。本来はスキーリゾートだが、ゴルフ場、絶叫系の乗物中心の遊園地、流れるプール、ラフティングや乗馬などのアウトドアスポーツを擁し、温泉も今年から始め、通年のリゾートして盛況のようだ。
北海道は上の娘が家内のお腹にいたころ(96年6月)に、家内と2人で3泊4日くらいのツアーに参加して以来2度目、10年振り以上となるが、とても素晴らしいところだと感動した。
特に夏の北海道は最高であり、この年まで知らなかったこと、痛恨の極みとまで思いますね(笑)。以下、感動したこと。

○涼しくてカラッとした天気
我々が到着した日は雨だったが、それ以降は本格的な夏到来ということで、毎日が晴天だった。30度前後まで上がった日もあったが、それでも湿気が低くカラッとした感じで、気持ちが良かった。特に夏に弱い(というか冬の寒さにも弱いので許容できる温度レンジが著しく狭い)家内は、熱風関東に帰りたくないと駄々をこねてた。
○何でも美味い
気温との関係もあるだろうけど、ビール(特に北海道限定というサッポロクラシックの生ビールは最高!)、カニ、寿司、ジンギスカン、ラーメン、そば、いも、とうもろこし、アイスクリームなどなど、何を食ってもとてもおいしい。このときばかりはバイキング中心の食事でバカスカ食べて体重も3キロ増え、70キロ台に再突入。
○広々、混んでない
夏の北海道は、シーズンとしてはハイなんだろうけど、とにかくほっかいどう、でっかいどう、である、どこも混んでない。唯一の例外は日本が誇る旭山動物園の有名館で、ぺんぎん館、あざらし館、ほっきょくぐま館のほか、6月にオープンしたオオカミの森も並んで入ったが、それでも待ったのは10分前後であった。広々とどこまでも見通せる大地、荒野、森林を見ていると、人間、気持ちが広々としてきて度量が増した気がした(誤解であったが)。
○自然との共棲、開拓魂
洞爺湖支笏湖、それを取り囲む山々の神々しい静謐さと、時には火山噴火となって人間を襲う激しさ。蝦夷富士と呼ばれ、孤高を誇る羊蹄山雄大さ。ここにいると人間は自然の一部であると実感できる。そしてその自然を切り開いて、自然と共棲してきた開拓民のパイオニアスピリッツも、そこかしこに息づいている気がする。例えば旭山動物園の苦闘の闘いと再生、例えばルスツリゾート始め全国、海外にまで展開し、北海道の心と魂を持ってリゾート事業展開している加森観光など。といった感じで、すっかり北海道かぶれした小生は、娘にぜひ北大へ行ってくれといって、家内にあきれられたことであった。

ゲレンデ方向からルスツリゾートを望む