地頭力を鍛える

今週は、1週間休暇明け直後の日曜日のフルデイ出勤から始まったせいか、長く感じる。
世間はお盆真っ最中の休暇モードが溢れ、電車や会社の中の人口密度が低い中で、月曜日は夜11時半過ぎまで残業、火曜日は早朝会議、打合せ、夜は室内での懇親会で結構飲み、本日水曜日はそろそろ息切れ、ダレ気味で、午後はメール処理など頭を使わないことをこなし、7時には帰社。家族とゆっくり食事する。
地頭力を鍛える」(細谷功)を読む。サラリーマン勉強本としてベストセラーになっている本で、なるほど非常にわかりやすく、実践的な内容。
地頭力とは、「結論から」「全体から」「単純に」考えることであり、そのために必要な仮説思考力、フレームワーク思考力、抽象化思考力を鍛える術を説く。
さらにそのベースでもある論理思考力と直観力、そして知的好奇心の重要性を指摘している。
知的好奇心については、知識への好奇心、問題解決へ好奇心の2種類あり、後者は地頭力向上に繋がるが、前者はむしろ「コピペ族」の予備軍として思考停止に陥りやすいという。
小生も知的好奇心はある方だと思っていたが、どうも知識好奇心の方に偏在している気がして、ドキッとさせられた。
勝間本もそうだが、ビジネスマンの勉強欲の根っこのところに響くテーマを、懇切丁寧に分かりやすく説明するこの手の本が売れるのも当然の気がする。
いまの小生の仕事にも直接使えるネタが満載であり、お薦めの1冊。