陽はまた昇る

今夕、ヒューストン出張から戻る。木金とほぼ一日中会議。帰りの機内でも出張まとめでパソコン叩き通し。やや疲れた。
ヒューストンは外は暑い(恐らく摂氏30から35度程度)が、事務所内は寒い。この温度調整が結構難しく、体調を崩しかねない。
行きの機内で「陽はまた昇る」(佐藤正明著、文春文庫)を再読。NHKのプロジェクトXで紹介され、映画化もされた日本ビクターのミスターVHS、高野鎮雄氏のビジネス戦記だ。
弱小ビクターで、家電の巨人、ソニーや松下を向こうに回し、ついにVHSを世界標準にしたビジネスマンの壮絶な記録で、何度読んでもその戦略性、志、執念には感心されられる。
経営資源が競合他社と比べて大きく制限される中で、大きな絵を描いて、社内外の支援者を引っ張り、その実現に向けて飽くなき執念で突き進むその生き様は痛烈だ。とてもその足元にも及ばないが、小生の命題も諦めることなく少しづつでも前に進んで行きたい。
成功するまで諦めないことが、成功する秘訣である。