最近読んだビジネス本

ピーター・ドラッカーの「経営者の条件」。会社の部下等に薦めて配った本。現代人はすべからく知的労働者であり、Executiveである。そのために成果をあげ、組織の貢献しなければならない。そのための時間の管理の手法、強みを生かして集中すること、意思決定のやり方など、ドラッカー節が冴える。
マックのCEOである原田永幸氏「とことんやれば、必ずできる」。南米出張前に成田空港の書店で衝動買いした本。常識的な内容であまり頭に残ってないが、唯一、以下メッセージは参考になった。
私がリーダーに「これが君たちの仕事だよ」と明示しているのは、
 「顧客の立場で考える」
 「会社レベルで考える」
 「グローバルな視点で考える」
という3つの「考える仕事」を通して、ベストな結果を出すこと。
「ハーバードMBA留学記」。30台前半の岩瀬大輔さん。人気あったブログの書籍化らしいが、まったく知りませんでした。はじめに、にもある通り、留学記というよりは、ビジネスの諸テーマに対する著者の鋭い考察が光る。飛行機内で一気に読了した。
中村邦夫関連本2冊(「中村邦夫松下電器をいかにして変えたか」「中村邦夫「幸之助神話」を壊した男」)。松下電器を復活させた話題の中村さんの話。同じメーカーとして、商品がすべて、売れる商品を作り出すために全てを構築する情熱に感銘を受けた。レジュメを室員に配る。
「日本の優秀企業研究」新原浩朗著。買ったまま放っておいたが、文庫版出たのをきっかけにして読む。以下の5つの共通項のうち、
2には特に共感を覚えた。
 1.分からないことは分けること
 2.自分の頭で考えて考えて考え抜くこと
 3.客観的に眺め不合理な点を見つけられること
 4.危機をもって企業のチャンスに転化すること
 5.身の丈に合った成長を図り、事業リスクを直視すること
 6.世のため人のためという自発性の企業文化