予算策定

営業前線にいて、一つの大きな仕事が自分の室の予算策定、フォローといった一連の社内管理業務だ。俺の室の場合、基本的には物件家業であるため、過去の実績はあまり当てにならず、当該期間でプロジェクト物件をどんな価格でどれだけの数量を受注できるかが鍵を握る。


現在、ちょうど11年度上期の予算策定作業のピークだ。過去1年、悲惨な成績の我が室であり、この上期は浮上必須と思っていたが、苦戦している。上司からはもう少し頑張れと言われるが、根拠も自信もなく、まあそこまでおっしゃるならと、気分は完全にサラリーマンモード。あとはなるようにしかならないといった開き直りで、数字のつじつま合わせを申し訳ないと思いながら部下に指示する。本日は、もともと品川にある多摩大学経営大学院の公開講座に参加予定だったが、結局仕事が終わらず21時過ぎまで残業。貴重な知的インプットの機会をミスしてしまった。


うちの会社の場合、半年ごとに営業部別、事業セグメント単位、製造工場単位と3つの視点から予算を作るという膨大な作業を行っている。しかも出てきた数字が微妙に違うから、その整合性合わせにまた時間が掛かる。内向き作業に相当な手間と時間を掛けている。予算は一切作らないという先進企業もあるらしいが、せめてもう少しシンプルに出来ないかと思う。