立ち食いそば

立ち食いそばが好きである。早い、安い、は確か、さらに美味いという3拍子揃っている店はそうそうないが、それでも駅に立ち食いそば屋があると、つい立ち寄りたくなる。
昔ロンドン駐在時、一時帰国で久しぶりに東京に帰ってきた時、荷物抱えながら家内とつい我慢できずに入った品川駅の立ち食いそばは妙に美味しかったものだ。
新橋はサラリーマンの街であり、あっちこっちに立ち食いそば屋がある。エキナカも含め駅に隣接して4軒、老舗である富士そば小諸そばもそれぞれ2軒ずつある。
小生のお気に入りは、小諸そばの関西風だし汁のうどん(イカ天で食べることが多い)と、駅前ビルの一角にある丹波屋のそば(こちらは春菊天ぷらが美味しい)である。
最近は朝食を家で食べるので、行くことは滅多にないが、今日は家族がいないので、久しぶりに通勤途上の朝食を丹波屋の春菊天ぷらそばにする。
狭い店内の目の前で、一見小粋そうな爺さんが天ぷらを揚げている。バイトの従業員は、今やインドパキスタン系の女性が二人。思えばこの爺さん、小生が入社した時からずっと天ぷらを揚げて、そばを出し続けている。20年以上だ。これはこれで感動。
そしてやっぱり美味しい。かつおだしの利いた汁にあつあつの春菊天。その上にたっぷりのネギ。唐辛子を入れ、はふはふ言いながら、そばをかきこむ。
やっぱり中年サラリーマンはマックでもスタバでもなく、立ち食いそばである。これを声を大にして言っておきたい(笑)。
今晩は突然お誘いがあり、商社さん、関係会社社長さんと銀座の和食屋で楽しく会食。昔の営業関連メンバーで、気の置けない人たちとのリラックスした会話、美味しい肴に貴重な焼酎。幸せのひと時でした。
さあ今週もあと1日。そして7月も今日で終わり(独身も今日で終わり)。
元気に、しなやかに、頑張るとするか!