息子の卒園式

息子の卒園式があり、午前半休とって参加する。さほどスペースの無い小ホールに、卒園する102名の園児、その保護者、幼稚園教職員、来賓数名がぎっしり入り、熱気でムンムン。父親が時には殺気立ってビデオやカメラを子供に向ける(小生も勿論その一人、今回はビデオ撮りながらのカメラ撮影という二刀流も)。
その中、開園の言葉、園児一人ひとりへの修了書授与式、その前に将来の夢を司会の先生が紹介。息子の宇宙飛行士になりたいというのは出色。式が進むにつれて、あちらこちらでグスングスンとすすり泣く声が聞こえる。
クライマックスは、子供たちの歌とそれに続く先生との合唱。小生も入園式で泣き通しだった幼かった息子の姿を思う浮かべ、その成長振りに涙が止まらなくなる。
思えばもっと近くの幼稚園があったにも係わらず、園庭の広さ、後ろに林が広がる豊かな自然、そして個性的な園長先生に引かれ、この幼稚園に通わすことに決めた。家内は毎日車で15分の送り迎え、特に年少時は泣いたり、行きたがらなかったりすることも多かったようだが、今では立派なガキ大将。
すぐ隣にクラスメートの殆どが進学する小学校がありながら、我が息子は一人だけ家の近くの小学校に通うことになり、それまでの友だちと別れなければならない。
涙と感動の卒園式だった。感動を与えてくれた息子と家内に感謝感謝であった。

職場でも別れの挨拶。本日異動の内示をもらい、室員皆に話す。グスングスンとまでは行かないまでも、皆寂しそうとは思われた。
夕食を取ったパートナー会社のイギリス人にも挨拶。これまでの支援を有難う。これからも新しい職場で精進して、もっと広い視野と見識を持って、復帰することを誓うのであった。