07年度上期ももう終わり

会社的に言うと、07年度4−9月の上期がもうすぐ終わる。上期の半期決算のための出荷を巡る狂想曲が昨日28日にピークを迎えた。
少しでも売上を上げるための船積み出荷のあの手この手の対応に、小生はともかく、室の担当者は疲弊の極みだ。
その一方で下期から始まる新しいこともある。部の名前が変わり、鋼管ではなく、エネルギー向けの製品を扱う名称になる。室の統廃合もあり、小生は2つの室が統合された室の室長となる。新たな領域の仕事が加わり、陣容もロンドンからの駐在員の参加も合わせて、男性6人、女性5人の大所帯となった。
足元でも目が廻るくらい忙しいのに、これでさらに新しい仕事が加わってどうなるのか。全く人遣いの荒い会社である。これまで以上にいかに上手く部下や関係者に任せて、全体をマネジメントするかが鍵となる。特に後任を見定めてしっかり育成せねば。
                                 
高杉良の「乱気流」が面白い。日経をモデルにした巨大メディア経済小説で、ハードカバーが出た時から読みたかったが、今般文庫版上下が出たので、買って読み始めている。日経の興味深い内部事情が伺えるとともに、90年代から今世紀に掛けて日本経済を揺るがした金融事件をレビューできる。作者自身も執念深い作家という触れ込みで登場しており、笑える。
考えてみれば、小生も新聞記者になりたくて、今の会社入社2年目に、日経を受験したことを思い出す。会社近くの図書館に通って受験準備をし、日経のほか、朝日、時事通信の3社を受けた。
結果はいずれも一次試験で不合格となり、記者を諦めたが、表現者になりたいという一貫した思いは、今こうしてパソコンに向かってキーを叩かせているということだろう。