副交感神経生活

10月も終わる。過ぎ去れば、あっという間の出来事のように思えるが、2次試験があった今月は、ちょっと近年にはない長い、長い月だった。
先日の日経新聞に、人の時間の感じ方に関する興味深いコラムがあった。歳とればとるほど、早く時間の経過を感じるのは、5歳児にとっての1年は五分の一だが、60歳のお年寄りにとっては六十分の一にしか過ぎない、という単純な話もあるが、精神が活性化しているほど、長く感じるという最新研究もあるそうな。
うなずける話ではある。渡邉美樹さんの1日1生ではないが、毎日毎日、気を張って生きていたら、当然長く感じる。ただし疲れる。特に歳をとると、そんなにいつも精神が活性化してピリピリして生活していたらしんどいよなー。
結局本人が無意識で選んでるんだろうけど、バランスなのだろう。ここで少し前に読んだ「病気は自分で直す」で書かれていた、人間の自律神経系の精神バランスのことを思い出す。
要するに緊張してアグレッシブになる交感神経優位、おだやかでリラックスする副交感神経優位。どちらかが過剰になってバランスを崩すと、自分の身体を傷つけるガンになったり、アレルギーになったりするという。
そういうわけで、交感神経優位の数ヶ月を過ごしてきた小生、これからしばらくは副交感神経優位の生活に入りたいです。