父親のこと

10日ほど前に、新潟にいる父親が胸の痛みで救急車で入院した。容態は落ち着いていたが、検査の結果が出て先生が説明してくれるというので、本日会社を休んでお見舞いがてら、実家近くの病院に行ってくる。
朝7時前に家を出て、11時過ぎに地元の駅へ。そのすぐ前にある大きな病院に入院していたが、ちょうど小生が行く前に退院の手続きを終えていた。30歳台半ばくらいの女医さんが担当で、検査時に写した血管の動画を使って懇切丁寧に説明してくれた。
一番懸念された心筋梗塞の心配はなく(血液はサラサラ、血管も父親の年代=70歳台にしてはしっかりしていると)、次に疑われた蛸壺型心筋症でもなく、最終的には冠攣縮(レンシュク)性狭心症という見立てだった。
要するに血管の一部が痙攣を起こし、そこの部分の血液の通りが悪くなることによる心筋の酸素不足とのこと。原因はストレスが一因となるらしいが、はっきりとは分からないと。
対処は、血管の痙攣防止の予防薬を飲んで、なるべくストレスがたまらないように生活することと。
また胸の痛みが起きるかもしれないが、生死に係わるようなことはたぶんないだろうとのこと。
ホッとしつつ、70歳台になってもストレスから開放されない父親がやや気の毒になる。多分に性格によるものであり、また依然として公務に携わっているからと思う。
救急車で運ばれたのは早朝だが、その前夜、公務関係の飲み会でいざこざがあって、父親は激高したらしい。まったく意気軒昂というか、相変わらずの酔っ払いと言おうか。。。
10日間の入院と相当痛みの激しかった検査のせいか、父親はちょっと元気がなかった。家に帰ってからも横になっていた。
我々子供2人のほか、親戚縁者など相当養ってきて、少し前まで働きづめだった。ようやく会社勤めも終え、母親と一緒にのんびり過ごして欲しいと思うのだが、最近は腰痛だの今回のことなど、身体の方が少し心配である。
今後はもう少し接点を増やして、労わってやらねばと思う親不孝息子であった。