空海と密教美術展

午後半休をいただき、東京国立博物館でやっている『空海密教美術展』を見にいく。通訳案内士のための日本史の勉強を通して、宗教に関心が高まっており、週刊ダイヤモンドの特集記事『仏教、神道』や、一個人という雑誌の『日本のお寺入門』などを読んできた。
この美術展は今月25日までで、本日行かないと行けないと思い立ち、仕事の予定がなかったことから、急遽出かけることにしたものだ。
東京国立博物館は、行くのは初めてであり、その建物の立派さと、本美術展の人気の高さに驚いた。平日の午後にもかかわらず、展示のある平成館の前は長蛇の列で、入るまで20分待ちだという。


なかも人でごった返しており、なかなか間近には見れない感じ。それでも曼荼羅の絵、奇妙な仏具、大日如来やいろいろな仏の木造など、まさに密教の何とも言えない世界にどっぷりと3時間近く浸った。有名な空海の直筆の書、風信帖も展示してあり、これが弘法大師の筆かと感じ入った。
そのあと、隣の日本館の常設展を駆け足で見たが、ここも日本美術のあらゆる分野の展示物が飾ってあった。
日本の美術の素晴らしさ、奥深さを改めてかみしめた芸術の秋の1日でありました。