夏休みの思い出(新発田)

女性陣と別れ、18時軽井沢発の長野新幹線で高崎まで戻り、高崎で上越新幹線に乗り換えて終点新潟へ。そこからローカル線に乗り、我がふるさとの新発田駅に着いたのは、21時近かった。
田舎にあるのは、あたり一面の田んぼであり、年老いた母親が作る新鮮な果物と野菜であった。




お盆のお墓参りにジジババと行ったほか、今年の新発田メインイベントは高校3年のときのクラス会である。実に30年振りに、当時のクラス担任の先生含めて20人が集結した。まずは夕方集まって母校の見学。一昨年、クーラー完備のモダンな吹き抜けの新校舎が完成し、我々の同級生の娘さん(昨年卒業)に案内してもらった。受験生らしき生徒が数人、静かで空調のきいたホールで熱心に勉強していた。そのなかをオジさんオバさん集団が、ワイワイガヤガヤと歩き廻り、あのときとずいぶん違うなと(当たり前!)と感嘆しながら、それでも懐かしい校舎を感じていった。
その後会場をカフェバー風居酒屋に移し、さっそく宴会の始まり。それにしても誰彼にもあの○○さん? 随分変わったねえと言われ、お互い様と毒付きながらも、やや傷つく俺であった。それでも雰囲気は昔のまんま、近況報告しながら、1次会、2次会、3次会と進み、最後はほぼ記憶薄れ状態で田舎の繁華街を彷徨する。男性はサラリーマンや教員、公務員中心だが、目立たなかったさすらい風男子が都内のカリスマ美容師になっていたり、地元の酒造メーカー社長や、地元スーパー社長夫人もいた。バツイチ組が俺も含めて4人、それでも今は皆再婚していて、それなりにやっているようだった。
田舎のうぶな高校生から、30年も経って人生の風雪に揉まれ、皆さんそれなりに堂々たる顔、体型になっていた。タイムカプセルに乗ってきたような、ふわふわした良い時間でありました。