独り言

俺はサラリーマンだ。上司がいて、幹部役員がいて、最高経営責任者がいて、会社が利益をあげ、そこから原則貢献したものに給与が払われる。俺が仕事しなくとも、潰れることはないかもしれないし、俺が心配しなくとも、会社は成長するかもしれない。
しかし俺は心配だ。この自社にとってニッチな事業分野で、誰が真剣に市場を考察し、競合を分析し、自社の戦略を紡ぎだして、それをごちゃごちゃ言われながらも実行していくのか。韓国、中国、インドと次々に現れる肉食系競合に対して、リスク忌避(リスクをマネジメントするのでなく嫌がる)体質、意思決定鈍行列車型、茹でカエル系の殆ど白亜紀末期の恐竜的日本コーポレーションを、どうやって隊列を整えさせ、闘う集団にしてくのか。
いろいろな機会に発信しよう。あらゆる人に対して訴えていこう。俺は確かにサラリーマンだけど、上司や幹部のために働いているのではない。この会社の、俺の事業の継続的存続、出来うれば市場で存在感ある企業として、プレゼンスを保って成長させるために働いているのだ。そのためのみにしたいこと、成果が上がりそうなことを皆にぶつけて、あきらめずに前に進んでいこう。