親子わくわく南伊豆体験

息子とGW中に行った南伊豆の体験について、記しておきたい。
横浜市体育協会が管理する横浜市少年自然の家、南伊豆臨海学園で、2泊3日の「親子わくわく南伊豆」なるイベントがあることを、偶然パンフレットで知った。今年のGWを息子とどう過ごすか考えていたので、飛びついた。申し込み期限は過ぎていたが、直接学園に電話すると、今年は大震災の影響があり、まだ定員に若干の余裕があるという。通常であれば50人程度の定員に200人以上応募する人気企画とのこと。さっそく5月3日から5日までの日程を申し込んだ。


場所が伊豆半島の南端の下田からさらにバスで50分という遠隔地、3日の現地集合時間が13時30分、当日朝の特急スーパービュー踊り子の指定が満席で取れず、ということで息子の学校が終わった2日の夕方に家を出て、近くまで行って前泊することにした。2日の15時に家を出て、文庫駅から横浜駅、そこから東海道線で2時間弱掛けて伊東まで行き、伊豆急に乗り換えてさらに1時間、桜で有名な河津まで行く。そこの安い温泉ペンションで1泊し、3日朝に下田まで出て、そこからバスに揺られ、南伊豆町子浦という小さな漁港にたどり着く。家から4時間以上掛かった。新幹線だと博多まで行けてしまう時間ではあった。


さて、このイベント、横浜市内の小学生と親が対象ということで、11組の親子が結集、9組が両親と子供、1組が母親と子供、父子家庭は我々のみであった。子浦港は、昔は大阪と江戸を結ぶ航路の風待ち港として栄えたらしいが、今はちょっと寂しげな漁村。それでも穏やかな入り江が広がっていて、初心者向けのダイビング、カヌーなどが盛んな様子。我々の行事のなかでもメインイベントは、カヌーの簡易版とも言えるカヤックと、皆でボートを漕ぐカッターをそれぞれ半日かけて体験。初めての海上漕ぎの体験に息子は大はしゃぎで、父親は漕ぎ疲れと日焼けでややぐったり。その他にもアジを自らさばいての干物作りを楽しみ、タワシを使った家族対抗館内ゴルフ大会で熱狂し、バーベキューでは焼きそば作りに汗をかいた。最終日のカッタータイムレースでは、漕ぎ手8組の船を息子と一緒に思いっきり声を張り上げて漕ぎまくり、地元小学生と同タイムの4分3秒を記録して、立派な記録証までもらった。


5日の昼前に解散となり、バスで下田に戻って下田海中水族館にも足を伸ばした(これはちょっとイマイチだったけど)。こうして前日まで含めたら3泊4日の息子との小旅行は無事に大満足で終了した。二人でせっかく作ってお土産で持って帰ったアジの干物4匹、帰途の熱海の駅での乗り換え時に置き忘れるという大チョンボをしちゃったけど、まあ許せ、息子よ。また行こうな!