金曜日だぁ

ふと気がつくと、4月ももう三分の一が終わりかけている。春が来たという感じでもなく、何となく沈んだ日々を送っている。昨日の余震も結構揺れたな。最近はお花見も自粛、宴会も少ないので、週の大半は直帰である。本日のハナ金も7時には会社を出て家に向かった。
金曜日の帰り電車では、携帯電話とiPhoneの電源を落とし、仕事やビジネスに関係ない本を読むことにしている。今回は好きな作家である黒木亮さんの『冬の喝采』。筆者である主人公の青年ランナーの、北海道田舎町の青春、上京して早稲田の学生となり、箱根マラソンに向けて打ち込む姿、天才ランナー瀬古利彦や中村清監督との交流、これまでの氏の著作とは全然舞台は違うけど、そのストイックで一途な姿は静かな感動を呼ぶ。仕事から週末に向けて頭が切り替わる。
文庫駅のサーティーワンで家族全員のアイスクリームを買い、途中の酒屋でやや高めのキリンビールクラシックと、きろく無濾過無調整を買い込む。家で酒をたしなみながら食事をしてくつろいで、息子と早めに床に入る。金曜日の夜のやすらぎのひとときではあるね。